式場の配置と設営

式場の配置と設営

式典の規模に応じて、式場の設営方法は変えていく必要があります。列席者の数に見合った椅子からテントの大きさ等も考慮し、地鎮祭用品レンタルで使う祭具には奉書を巻き、水引きで結ぶ必要もあります。


天幕の大きさと数 通例では、斎場(さいじょう:注連縄の内側)の広さとして3坪程度(横、天幕の幅一杯×縦1.5間〜2間程度必要で、斎庭(サイテイ、ユニワ、注連縄の外側)の広さは列席者の数で決まります。
目安は5名で1坪と考えれば良いです。直会を現地で行う場合は、式場・直会場の2張とします。
祭壇の向き及び
位置について
原則として祭壇は南に向けて北側を背にします。会場の関係上、止むを得ない場合は東向きでも構いませんが、西向きと北向きは避けるようにしてください。位置は建物の中心となる場所が望ましいです。正中の北側置くに神籬(ひもろぎ)を乗せた神籬案、その前に神饌物を乗せた2〜3段の神饌案、その前に玉串を乗せる玉串案、その右手に玉串仮案、その奥の祭壇右側に奉献台。(左手から施主、設計事務所、業者)。奉献台を2台にする場合は2代目は左手に置きます。左手奥に式次第。神籬の左右に真榊。几帳は神籬の背面に張ります。
幔幕(まんまく)について 幔幕とは、行事の場所などを他と区別するためまわりを囲むのに用いられる布製の用具です。周囲に張る幕は、祭壇の幕を浅黄幕(青白幕)、他の三方は紅白幕とします。
斎竹、注連縄について 笹の枯れていない青竹を斎場の四隅に立て、注連縄を四方に張ります。通例では、神職の冠がフレない高さに東北隅から時計回りに貼り、四辺に紙垂を四枚ずつ、面を内側に向けてつけます。青竹は葉っぱがしおれないように、幼児つの麻に用意したほうがいいです。
盛砂について 斎場(注連縄の内側)に川砂を集めに撒いて箒目を入れておきます。式場・尚来場の天幕よりもやや広めに薄く品を敷いておき、掃き清めておきましょう。(進入路も必要に応じて砂を撒いておきます。また、雨で浸水が予想されるようなっ土地では天幕の外周に溝を掘り、排水を行います)。盛砂は正式には神前正中(せいちゅう)に設けますが、便宜上神前左側に設けます。盛り方も正式には円錐型に盛りますが、鎮め物を入れる穴や苅初めの草を植える場所も形作ることが多いです。また、青草は通常先の尖ったものを使用します。
盛砂 イメージ
鎌・鋤・鍬について 柄には奉書を巻き、水引きで結んで神前に置いておきます。
参列者の席順について 式場全体からみれば、神前に向かって右側が上位、左側が下位となっていますので、通常は上位の右側に建築主と一般来賓が席を占め、下位の左側には設計監理者、当社および付帯工事施工者が席を占めます。尚、この右側と左側でもさらに上座と下座の順序があり、中央正中に向かってそれぞれ近いほうが上座で、中央正中を遠ざかるにつれて下座になります。また、この席次を決める場合、行事所役や玉串奉奠者は、事前に施主と充分打ち合わせを行い、玉串奉奠者など、主だった人の席札を準備しておきます。
神職および司会者について 神職は右手脇の上位に、内側を向いて座し、伶人(楽を奏する人)等が居る場合は、向かい側左手脇上位に向きあって座ります。司会は本来、神職が行うものですが、便宜上業者や施主から出す事が多いので、その場合は中立の第三者として司会を行います。位置は開式、閉式を告げる際に左手脇の上位に立ち、神職や出席者が見渡せるようにし、祭壇に向いて一礼、参列者のほうを向いて一礼してから口上を述べます。それ以外は、二列目横まで下がって司会を行います。司会者は式典上、重要な立場にあるため態度はキビキビと行いましょう。発生は聴きやすい発生で正確に発音するよう心がけます。
神饌の順序と並べ方について 和稲(ニギシネ):籾(もみ)を取り払った米(通例、精白米を充てます)
荒稲(アラシネ):籾をつけたままの米(通例、玄米を充てます)
神酒(ミキ):よく洗った瓶子一対に入れて供えます。紅白の場合は紅が上とします。
海魚(ウミウオ):鯛(タイ)を最上とし、海老、鰹、鮭などを、腹を神前に。頭を上座に向けます。
川魚(カワウオ):鯉(コイ)、鮒(フナ)、鮎(アユ)など。川魚は背を神前にして頭を上座に向けます。
野鳥(ノノトリ):雉(キジ)、山鳥など
水鳥(ミズトリ):雁(ガン)、鴨(カモ)
海菜(ウミナ):和布(ワカメ)、昆布等の海草類
野菜(ノノナ):大根、人参、牛蒡(ゴボウ)、蕪(カブ)などの野菜類
塩水(エンスイ):塩は海産の荒塩が良い。水は、よく洗った水器に入れます。

■以上の神饌を、一般的には三方に五台ほど準備することが多いです。
三方 イメージ
三方は折敷(オシキ)と台に分かれますが、折敷に継ぎ目のある面が正面で、台は一方だけ穴の開いていない面が裏面となります。
奉献酒について 奉献台に並べる奉献酒は、化粧箱入りを使用し、奉書を巻いて熨斗を掛けて供え、決して裸のままで使ってはいけません。式後の奉献酒や、神饌物の取集系は全て施主に相談して、神社への御礼や設営業者への慰労などに使われる場合も必ず承諾を得てからします。
手水役(テミズヤク、チョウズヤク) 手水には手水桶、手水受け、柄杓は儀式用のものを使用します。手水役には水をかける手水役と拭紙を渡す手拭役の2名が必要です。出席者が多い場合は入り口両側に2組用意して、入場が滞らぬように注意します。水と拭紙は不足せぬよう多めに用意しておきます。手水受けには小石のほかに笹の葉、または杉の葉を入れておきます。


地鎮祭の会場イメージ


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式場の配置と設営について

列席者の人数もさることながら、祭壇や三方などを設置する上で重要となってくるのは、方角です。
北は凶の方角となるので、出来るかぎり南を向くように設置していきます。

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